愛知県一宮市の路上に止めていた乗用車内に遺体を遺棄したとして、県警は17日、死体遺棄の疑いで同県豊田市亀首町、無職、藤井貴也容疑者(24)を逮捕した。容疑を認めている。捜査関係者によると、遺体は藤井容疑者の元交際相手で岐阜県の女性(19)とみられ、藤井容疑者は殺害をほのめかす供述もしているという。 逮捕容疑は昨年8月から今年4月16日までの間、年齢性別不詳の遺体を一宮市内の路上に駐車中の乗用車に放置し、遺体を遺棄したとされる。 遺体は腐敗が進んでおり、県警は司法解剖して、身元の特定を進め、死因を調べる。 捜査関係者によると14日、女性の家族から岐阜県警に行方不明届が出されていた。愛知県警は16日、一宮市内の路上に駐車された車に遺体が遺棄された可能性があるとの情報を受け、車を署に移動させて確認したところ、遺体を見つけたという。【丘絢太】