殺人未遂の疑いで逮捕、送検された男が19日、福岡地方検察庁の庁舎内で首をつった状態で発見されました。男は自殺を図ったとみられていて、意識不明の重体です。 警察によりますと、19日午後4時半ごろ、福岡市中央区六本松の福岡地方検察庁の庁舎内で、45歳の男が衣服で首をつった状態で発見されました。男は病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。 男は、6日に福岡県志免町で発生した20歳女性の殺人未遂事件で逮捕され、19日昼すぎに粕屋警察署から検察庁に身柄が送られていました。 取り調べのために待機する部屋で1人でいたということで、発見される10分前に警察官が巡回した際、異常はなかったということです。 警察の調べに対し、男は「逮捕された理由が分かりません」と話し、容疑を否認していました。 志免町では、15日にも別の女性が路上で男に暴行されケガをする事件が起きていて、警察が関連を調べていました。 警察は、男が自殺を図ったとみていて、「管理体制含め詳細な状況などについて調査中」としています。 また、福岡地方検察庁はFBSの取材に対し、「当該施設は警察管理区域ではありますが、このような事態が発生したことは誠に遺憾です」とコメントしています。