昭和52(1977)年3月2日午後、群馬県の前橋刑務所から27歳の男2人が脱走した。2日後に逮捕されたものの、2人がマラソンを装って刑務所から離れたり、便乗強盗の発生に激怒したり、警察の大包囲網が空振りに終わったりと、どこかブラックコメディドラマのようなエピソードが続々と――。携帯電話もネットも普及していない時代の“大脱走”を、「週刊新潮」のバックナンバーで振り返る。 (全2回の第1回:以下「週刊新潮」1977年3月17日号「テレビより面白かった前橋刑務所『脱獄囚』の計画と逃走劇」を再編集しました。文中の年齢等は掲載時のままです) ***