東海第2原発から銅線盗んだ疑い 窃盗容疑で作業員逮捕 転売目的か

茨城県東海村の日本原子力発電東海第2原発の敷地内から銅線を盗んだとして、県警は21日、水戸市大串町の建設作業員、大槻青海(あお)容疑者(25)を窃盗容疑で逮捕した。3日にも、原発敷地内から銅線を盗んだとして別の土木作業員が逮捕されており、盗難事件が相次いでいる。 逮捕容疑は、2024年11月末~25年1月末、原発敷地内のコンテナから銅線約660キロ(時価約36万3000円相当)を盗んだとしている。容疑を認めているという。 県警によると、大槻容疑者は敷地内に出入りする作業員とみられる。コンテナには工事関係者が持ち込んだ廃材などが収納されており、1月31日に銅線がなくなっていることに気付き、原電が被害届を出していた。 現場周辺の防犯カメラの映像などから大槻容疑者が浮上。盗まれた銅線は見つかっておらず、県警は転売目的とみて捜査している。【斉藤瞳】

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