ミャンマーから詐欺電話かけたか 23日にも男2人を移送 逮捕へ

ミャンマーを舞台にした国際的な詐欺をめぐり、タイの警察当局が拘束し、愛知県警が詐欺容疑で逮捕状を取っていた日本人の男2人の身柄が、23日にも日本に移送される見通しとなった。捜査関係者への取材でわかった。男らは2月に保護され、帰国した愛知県の16歳の少年と同じ詐欺拠点にいたとみられる。県警は男らを移送して同容疑で逮捕する方針。渡航の経緯や詳しい背景を調べる。 捜査関係者によると、移送されるのは20代と30代の男2人。男らはミャンマー東部の拠点で、特殊詐欺の「かけ子」に従事していたとみられる。男らは3月にタイ西部のミャンマー国境付近で不法滞在の疑いでタイの警察当局に拘束されていた。 2月に保護された少年は、帰国後、県警の聞き取りに「電話で警察官などをかたる詐欺に加担させられた」「他に8人くらいの日本人が同じ仕事をしていた」などと説明。少年への事情聴取などから、男らが1月、男性に警察官などをかたってうその電話をかけ、現金をだまし取った疑いがあることが判明。県警が詐欺容疑で逮捕状を取っていた。(高橋俊成)

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