三重県四日市市で全身あざだらけの男性が死亡した事件で、男性が働いていた飲食店の経営者ら2人が逮捕されました。 今年3月、三重県四日市市にある飲食店の前に立つ黒い服の男。周りを見渡しながら服についたホコリを払うようにしています。 その数分後。店から出てきたのは、パーカーを着た別の男。車を発進させると、水しぶきを上げながら、急ハンドルを切り、細い道に入っていきました。 4日、傷害致死の疑いで逮捕された、三重県四日市市の飲食店経営、今村健一郎容疑者(43)と従業員の丹羽正和容疑者(42)です。 警察によりますと、2人は今年2月、元従業員で住み込みで働いていた、尾谷純一さん(当時53)に対し全身を殴るなどの暴行を加え、死亡させた疑いがもたれています。尾谷さんは店舗2階の自宅内で全身にあざがある状態で見つかっていて、丹羽容疑者が『一緒に働いていた人が亡くなっていた。顔にあざがある』などと110番通報していました。 尾谷さんの身体にはほかにも古傷が残っていて以前から暴行を受けていた可能性があるということです。 2人を知る人: 「(今村容疑者は)温厚でフランクで優しい楽しい方という印象」 事件発生の翌日にも2人と話をしたといいます。 2人を知る人: 「何があったんですか?と聞いたら、青ざめた顔して『すいませんすいません尾谷さんが亡くなりました』話できない状態だった」 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、事件の詳しい経緯を調べています。