「電気止められ腹が立った」スリランカ人の男が放火認める供述 東電の事務所火災 山梨

東京電力の事務所を焼いた放火とみられる火事で22日、別の容疑で逮捕された男が「電気を止められ、腹が立ち火をつけた」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。 この火事は4月4日の早朝、甲府市の東京電力パワーグリッド山梨総支社で、事務所の出入り口付近などを焼いたもので、警察は放火の疑いで捜査しています。 一方、同日の午後、警察は甲府市の路上で包丁を所持していた疑いでスリランカ国籍のコタポラゲ・チャノル・ラキシャン・ジャサンタ容疑者(32)を現行犯逮捕し、目撃情報などから火事との関連についても調べています。 捜査関係者によりますと、警察のその後の調べにコタポラゲ容疑者が「電気を止められたことに腹が立ち、灯油をまいて火をつけた」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。 また、コタポラゲ容疑者が経営する南アルプス市内の飲食店では電気料金の支払いが滞り、東電側から繰り返し支払いを求められていたということです。 警察はコタポラゲ容疑者が電気を止められたことに腹を立て火を付けた疑いを強めていて、引き続き、裏付け捜査を進めています。

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