同居する父親の遺体を自宅に放置したとして、京都府警亀岡署は22日、亀岡市保津町今石の無職、大ケ谷和季容疑者(46)を死体遺棄の疑いで逮捕した。容疑を認め、「口座に入る父の年金を自分の生活費に充てようと思った」という趣旨の供述をしているという。 逮捕容疑は、2025年2月ごろ、自宅で父勝一さん(78)が死亡していたにもかかわらず、4月22日まで遺体を放置したとしている。 大ケ谷容疑者は父と2人暮らし。22日昼ごろ、民生委員からの連絡で訪れた警察官らが、寝室のベッドで勝一さんの遺体を発見した。腐敗が進んでいたが、目立った外傷などはないという。同署は司法解剖をして死因などを調べる。【久保聡】