青森県と八戸市「検討する」 みちのく記念病院・殺人隠蔽事件を巡る人権擁護団体の要請に対して回答

「みちのく記念病院」の犯人隠蔽事件で、第三者による調査委員会の設置などを求める人権擁護団体の要請に対して、青森県と八戸市は「検討中」と回答しました。 八戸市の「みちのく記念病院」では、2023年に起きた患者間の殺人について、当時の院長の石山 隆 被告と弟で医師の哲 被告が隠そうとしたとして、逮捕・起訴されています。 この事件を巡り、人権擁護団体は3月、第三者による調査委員会の設置や違法な身体拘束の調査などを求める8項目の要望書を、県と八戸市に提出していました。 24日は小倉 謙 代表が県庁を訪れて、非公開で回答を受けました。小倉代表によりますと、今回は県と市かららはほとんどの項目で「検討する」という回答だったとした上で、病院を運営する杏林会グループの県内の施設について、広域な連携を取りながら調査を行っているということです。 市民の人権擁護の会 日本支部 小倉 謙 代表 「行政が行政として必要な機能をどうしたら果たせるのか、ここについてはしっかりと、今後も問うていきますとということはお伝えしました。彼らもそういうアイデアがあるんだということは1つ得られたことが一歩、半歩くらいは前進したかなと思っております」 小倉代表は引き続き、第三者委員会の設置などの要望を続けていくとしています。

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