焚き火の不始末が原因と断定 ニュージャージー州の山林火災

レイシー、ニュージャージー州、4月25日 (AP) ― 全米で最も人口密度の高いニュージャージー州の広大な原生林は現在、森林火災のピーク時期だ。 グランドキャニオンとほぼ同じ大きさの森林保護区パイン・バレンズで、男が起こした焚き火の不始末で、山林火災が拡大し、保護区の真北に当たるニューヨーク市周辺の大気に影響を与えている。 警察は、ニュージャージー州ウォータータウン在住のジョセフ・クリング容疑者(19)を、放火などの容疑で逮捕。警察は、現在進行中の過去20年で最大規模の山林火災は、「焚き火の不始末」が原因と断定した。 低湿度と数カ月にわたる干ばつの余波で、40万5000ヘクタールを超える広大な松林の原野は、森林火災の最盛期を迎えている。 パイン・バレンズの大部分は無人地帯だが、当局はこの火災が近隣の開発を脅かす可能性があると警告。 これまでに死傷者などは報告されていないが、商業施設が1棟と車が数台焼失した。 火災はニューヨーク市の南約87キロの保護区で延焼中だが、ニューヨーク市を中心に周辺の自治体では24日、通常より高い汚染レベルが予想されるとニューヨーク州環境保全局が警告している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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