秋田県が発注した道路補修工事を巡り26日、秋田県職員の男と工事関係者の男2人が逮捕されました。 収賄の疑いで逮捕されたのは県職員の齊藤一人容疑者(56)で、青森県の建設会社大成産業の社長・長谷川武哉容疑者(81)と大成産業の秋田木材加工センター長の御所野富雄容疑者(77)の2人が贈賄の疑いで逮捕されました。警察の調べによりますと、齊藤容疑者は2022年度に県が発注した道路補修工事に関し、設置される転落防止策の仕様を従前の鋼材を加工したものから木材加工品に変更させ、長谷川容疑者らの会社が受注できるようにしたほか、転落防止柵の補修工事についても長谷川容疑者らの会社が再委託先になるよう元受けの協働企業体に働きかけた謝礼として、現金200万円を受け取った疑いが持たれています。 警察は26日、齊藤容疑者が勤務していた秋田地域振興局を捜索するなどして、事件の経緯を調べています。