被害者と「会った」と容疑者が周囲に説明か 宮城・保育士死体遺棄

宮城県岩沼市の海岸で13日、仙台市の保育士、行仕由佳さん(35)が刺殺されて見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された男が行仕さんと12日に「会った」と周囲に話していたことが、関係者への取材でわかった。 男は、職業不詳佐藤蓮真容疑者(21)=岩沼市土ケ崎4丁目=。関係者によると、佐藤容疑者は小学校中学年ごろからキックボクシングジムに所属しており、一時競技を離れたこともあったが、最近は週2、3回練習に訪れていた。事件後の15日もジムで汗を流していたという。20日に大会に出場予定だったが、連絡がつかず欠場した。 佐藤容疑者は行仕さんについて「前に試合の応援に来てもらった知り合い」と説明。12日には「(20日の)試合のチケットを渡すために会っていた」と話したという。 2人は知人を通じ知り合い、行仕さんは佐藤容疑者を応援するため試合を観戦していたという。 県警捜査本部も2人がチケットをやり取りをする関係だったことを把握しており、トラブルの有無を捜査している。(手代木慶、三村悠)

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