先月13日、大阪市平野区の業務スーパーで男性店長が男に暴行を受けケガをした事件で、警察は3日、無職の37歳の男を逮捕したと発表しました。男は約9時間、店の屋根の上に潜伏し、閉店を待って男性店長を襲ったとみられています。 強盗致傷などの疑いで逮捕されたのは、大阪市生野区に住む無職・西野克洋容疑者（37）です。西野容疑者は、先月13日の午後9時半ごろ、大阪市平野区にある業務スーパーで閉店作業中の男性店長（27）にカッターナイフを突き付け、「殺されたくないんか」「金を出せ」などと脅し、頭突きや首を絞めるなどの暴行を加え、全治10日間のけがをさせたなどの疑いが持たれています。 店の防犯カメラの映像から、西野容疑者は、事件当日の午後0時半ごろ店に入り、約9時間にわたって店の屋根の上に潜伏し、閉店後に店長が1人になるタイミングを見計らっていたとみられています。 西野容疑者は店長の抵抗を受け、金は奪わずにバイクで逃走しましたが、警察は店や付近の防犯カメラ映像などから自宅を特定し、逮捕にいたったということです。 警察の調べに対し、西野容疑者は「スーパーに入り、被害者にケガをさせたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は、動機など犯行に至ったいきさつを詳しく調べています。