19日、滋賀県米原市の寺から“幽霊画の傑作”として知られる掛け軸を盗んだとして、男が逮捕されました。 米原市の清瀧寺徳源院が所蔵する掛け軸「絹本淡彩幽霊図」は、幽霊が掛け軸から抜け出すように見え、“幽霊画の傑作”と言われています。 警察によりますと、19日午後1時20分ごろ、この掛け軸を盗んだ疑いで、無職の土井一輝容疑者(33)が逮捕されました。 土井容疑者は参拝客を装って本堂に入り、掛け軸を持ち去りましたが、住職が追いかけ取り押さえたということです。 清瀧寺徳源院・山口光秀 住職 「あってはならないことだが、幽霊図が好きなら、またお参りに来てもらって、この幽霊図の掛け軸を満足いくまで見てもらえればいいかなと」 土井容疑者は、調べに対し、容疑を認めているということです。