川崎市川崎区の住宅でアルバイトの女性(20)=同区在住=の一部白骨化した遺体が見つかった事件で、神奈川県警は5日、死体遺棄の疑いで元交際相手の男(27)=同区大師駅前2丁目=を送検した。同容疑で3日に県警が逮捕していた。 送検容疑は、昨年12月20日ごろから今年4月30日までの間、男の自宅で女性の遺体を遺棄した、としている。 事件は4月30日に県警がストーカー規制法違反容疑で男の自宅を家宅捜索した際、室内の床下から不審なバッグを発見し翌5月1日に川崎臨港署で調べたところ、中から女性の遺体が見つかり発覚した。司法解剖の結果、女性の死因は分からなかったが、死後1カ月以上経過しているとみられ、焼かれた痕跡が確認された。 男は4月上旬から所在が分からなくなっていた。捜査関係者によると、男は海外に出国していたが、親族らの説得で今月3日に帰国し、県警が任意同行して事情を聞き、死体遺棄容疑での逮捕に至った。