杉村太蔵 川崎女性死体遺棄で警察認識に疑問「結果が最悪なだけに…市民感情としては絶望、不安」

元衆院議員でタレントの杉村太蔵(45)が5日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、川崎市の住宅で岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件についてコメントした。 岡崎さんの遺体は同市川崎区の元交際相手、白井秀征容疑者(27)の自宅床下から見つかり、県警は死体遺棄容疑で同容疑者を逮捕した。岡崎さんは昨年6月から、白井容疑者とケンカになったり、付きまとわれるなどの被害を川崎臨港署に訴え、9月には被害届も提出したが、その後取り下げていた。岡崎さんの弟は、岡崎さんが白井容疑者から脅されて被害届を取り下げたと訴えている。 岡崎さんは、身を隠していた祖母の家周辺を白井容疑者がうろついていることなどを警察に複数回、伝え、対応を求めていた。昨年12月20日に岡崎さんが行方不明になった後、警察は白井容疑者を7回、任意聴取していたが、「ストーカー被害の相談を受けていた認識はない」と見解を示している。 MCのフリーアナウンサー宮根誠司が「どう考えてもストーカー行為だと我々は思ってしまう」と、警察の認識に疑問を呈した。杉村も「そうですよね」と返し、「結果が最悪なだけに、“警察としては適切に対応した”と言われてしまうと、市民感情としては絶望、不安でしかない」と表情を曇らせた。 岡崎さんは白井容疑者と破局と復縁を繰り返していたとも伝えられる。杉村は、ストーカーの被害相談が全国で年間、約2万件寄せられているとの警察発表データも提示。「2万件の中で、交際と別れを繰り返している、いろんな相談の中で、非常に判断が難しいケースがあるんですかね?」と素朴な疑問も口にした。 杉村の質問に、元警視庁刑事の吉川祐二氏は「人の心の動きですから、太蔵さんがおっしゃったように、難しい部分はある」と返答。「そのような相談を専門に受けている者もいる」とし、「相手の対応というか、肌感を感じながら相談をしていくということですね」と続けた。

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