5日午前11時15分ごろ、神奈川県横須賀市大滝町2の県道で、路線バス2台や乗用車など計9台が絡む事故があった。県警横須賀署は、関係車両のうち乗用車を運転していた大阪市浪速区の自称会社員、野中雅仁容疑者(31)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。「飲酒運転をしたことは間違いありません」と容疑を認めているという。 野中容疑者はバスに追突後、バックをした際に後方の車にも衝突。さらに対向車線にはみ出し、別の車と正面衝突した後、再度最初に事故を起こした車線に戻り別のバスなどに追突したという。横須賀署は、野中容疑者が逃走を図るために対向車線にはみ出した可能性があるとみている。 また、野中容疑者が運転していた車には男性が同乗していたとみられ、事故後に現場から逃走したという。横須賀署は道交法違反(酒気帯び運転)のほう助も視野に行方を捜している。 横須賀署によると、この事故でバスの乗客や運転手を含む10人が病院に搬送されたがいずれも軽傷。現場は京急横須賀中央駅前の繁華街。【木原真希】