パパ活目的で15歳少女を呼び出して…女子高生にわいせつ行為の45歳無職男が語った「呆れた言い訳」

「1年以上前のことなので覚えていない」 加害者が取り調べに語ったのは、呆れた一言だったーー。SNSを使い、「パパ活」を目的として高校1年生だった少女に近づき、現金を渡してみだらな行為に及んだとして、警視庁少年育成課は4月30日までに、東京都立川市在住の無職、神崎直樹容疑者(45)を逮捕した。 「神崎容疑者は昨年3月、少女が15歳であることを知りながらSNSで誘い出し、新宿区内のホテルで現金2万5000円を渡してみだらな行為をしたとみられています。容疑はわいせつ目的面会と不同意性交などの疑いです。ただ、神崎容疑者は『覚えていない』として容疑を認めていません」(全国紙社会部記者) 取り調べに対し否認を貫いているという神崎容疑者。一方で被害者である少女は「好きな男の子に貢ぎたかった」などと、神崎容疑者の呼び出しに応じた理由を答えているという。4月末に送検された神崎容疑者は、報道陣を一瞥すると、後ろめたさからかすぐに目を伏せた。その後、フラッシュが眩しいのか顔を歪ませながら、護送車へと乗り込んでいった。 ◆再犯防止のための新制度がスタート わいせつ事案に詳しい弁護士の鈴木秀二氏が、今後の展開を予想する。 「今後も性交の事実について取り調べが進んでいくでしょう。とはいえ、警察も逮捕に踏み切ったということは、ホテルの入退室の記録が監視カメラなどで残っているなどの具体的な証拠を抑えている可能性が高いと思います。もし有罪となれば、争点は懲役刑の期間となるでしょう。神崎容疑者が否認していることを考えると、示談はありえない。不同意性交の場合は最低で5年の懲役となります。ただ、情状酌量の余地が認められ、刑期が3年以下になれば執行猶予が付く可能性も出てきます。 被害者は16歳未満のため、同意の有無は関係ありません。それでも今回は、被害者が『好きな子に貢ぐため』などと、性行為に同意があったと認められるような発言をしていますから、裁判官が情状酌量の余地をどう判断するのかが注目されます」 性犯罪は、再犯率が高いことでも知られている。その対策として厳罰化も進むなか、鈴木弁護士は6月から始まる更生プログラムに期待する。 「改正刑法に基づき、今年6月1日から懲役と禁錮は『拘禁刑』に一本化されます。それに伴い、受刑者には犯罪の内容に応じた更生プログラムを受けさせることになります。初めての試みで、どこまで効果があるのかは未知数ですが、再犯率を下げる一助となればと思います。同時に社会全体として性犯罪を許さないという風土作りは、今後も必要だと思います」 若さにつけ込み、30歳も年下の少女を食い物にした行為は許されるものではない。有罪となった暁には、罪を償い、二度と同じ過ちを繰り返してはならない。

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