<FIGHT CLUB(ファイトクラブ)2>◇5日◇東京都内 メインイベント(-65キロ契約3分3R)の木村“ケルベロス”颯太(23=心将塾)対YURA(ゆうら、21=ダイアタイガージム)は倒し、倒されの好勝負となった。 まずケルベロスが1R終盤に左右の連打でYURAからダウンを奪った。 しかし2Rに入るとYURAが反撃。強烈な右ストレートでダウンを奪い返し、さらに同R終盤に回転の速い左右パンチを集めてケルベロスから2度目のダウンを取った。 そして3R開始早々にYURAが左右パンチでケルベロスをマットに倒すと、タオルが投入され、YURAの3RTKO勝利となった。YURAは試合後、リング上で「ブレイキングダウンでは『プロでやっていけるのか』って結構言われるんですけど、RISEの65キロでチャンピオンになりたいと思っているので、みなさん応援よろしくお願いします」と宣言。その後の記者会見では来年から拠点を宮崎から東京に移すことも明かし、これから本格的にRISEのトップを狙っていくと説明していた。 今大会では、もともとメインイベントでYA-MANと戦う予定だった木村ミノル容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕され、その試合が消滅。YURA対ケルベロスがメインに“昇格”した。大会終了後に総括をおこなったYA-MANも「メインでYURAとケルベロスがファイトクラブを体現した試合で締めくくってくれて。元々メインだった俺と木村ミノルの試合がなくてもここまで作り込めた。本当に出てくれた選手のおかげですね」と感謝していた。