【ロンドン共同】パリ五輪開会式の芸術監督で同性愛者であることを公表しているトマ・ジョリ氏が交流サイト(SNS)で性的指向に関する多くの侮辱や殺害脅迫を受け、パリ検察が捜査していた事件で、裁判所は5日、被告7人に有罪判決を下した。地元メディアが伝えた。 セーヌ川を舞台にした昨年7月の開会式はおおむね好評だったが、派手な女装の「ドラァグクイーン」らが登場する場面が物議を醸した。一部保守派や極右勢力からキリスト教的価値観への侮辱とされた。判決では罰金最大3千ユーロ(約50万円)に、執行猶予付きの禁錮最大4月が科された。昨年10月に22~79歳の男女7人が逮捕されていた。