中国で拘束された日本人男性に懲役12年の有罪判決 スパイ活動を認定 詳細は公表なし

4年前に中国・上海市内で拘束された日本人男性に対し、懲役12年の有罪判決が言い渡されました。 関係者によりますと、50代の男性は上海市内で2021年12月に中国当局に拘束され、半年間の取り調べののち、国家の安全に危害を与えた疑いで翌年6月に逮捕されました。 その後、上海市の中級人民法院(裁判所)で2023年10月に初公判があり、きょうの判決公判で「スパイ活動を行った」と認定され、懲役12年の有罪判決が言い渡されたということです。 判決の詳細は公表されていません。 公判は日本政府関係者も傍聴していて、在中国日本大使館は判決を受け、中国政府に対して司法プロセスの透明性の向上や、邦人に対する人道的な扱いなどを求める申し入れをしたということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加