愛媛県松山市で男性を脅して現金1350万円を脅し取るなどした疑いで、六代目山口組系傘下の暴力団組長ら3人が14日に逮捕されました。警察は組事務所などを家宅捜索し、余罪や現金の流れを調べます。 青木稜悟記者: 「午後2時半過ぎ、松山東警察署の捜査員が家宅捜索に入ります」 恐喝と恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組傘下の「三代目兵頭会」組長・児島和彦容疑者(57)、山口組系の組織の幹部組員・小田賢二容疑者(64)、香川県高松市の会社員・八木安徳容疑者(47)です。 警察の調べによりますと小田容疑者は宇和島市内の飲食店で去年6月23日、松山市内の男性(40代)に「しっかり払ってもらわな困る」「この話は払うまで終わらんからな」などと脅し、八木容疑者が翌日に松山市内の駐車場で現金1350万円をだまし取った疑いがもられています。 小田容疑者と児島容疑者は松山市内の飲食店で去年7月4日、「残りの金払ってもらわな困る」などと、現金を脅し取ろうとしたとしています。 警察は「男性が追い込みをかけられている」と情報提供があったあと、男性から被害届を受け捜査。3人の容疑を固めました。認否は明らかにされていません。男性と八木容疑者は面識があるということです。 男性には借金があり、警察は返済を口実に現金を脅し取ろうとしたと見ていて、組事務所などを家宅捜索し、余罪の有無や金の流れなど事件の全容解明を進めます。