【ストップ!詐欺被害】SNSに届いたのは自分の名前の「逮捕状」 30代会社員が1200万円だまし取られる 警察「SNSで事件の内容は伝えない」

警察をかたり「あなたの口座が犯罪に使われている」などとするウソの電話で、福岡県大野城市の38歳の会社員の男性が、現金1200万円余りをだまし取られました。警察は、男性のSNSに届いた「逮捕状」だとする画像を公開し、注意を呼びかけています。 警察によりますと、5月11日、福岡県大野城市の38歳の会社員の男性の携帯電話に、警察官を名乗る男から「あなたの口座が犯罪に使われている。今から兵庫県警に転送する」とするウソの電話がありました。 そして、兵庫県警の警察官を名乗る男から電話があり「犯人があなたの口座を使って6000万円くらいだまし取っていた」「このままでは懲役3年から10年の刑に処せられる」などと言われたということです。 さらに、男性のSNSに「逮捕状」だとする画像が送られてきました。容疑者の欄には男性の名前が書かれていました。 警察官を名乗る男から「あなたの口座が利用できるか調査する必要があるため、指定する口座に現金を振り込んでほしい」と言われ男性は2日間で3回にわたり自分の口座に入っていた1276万円全額を振り込み、だまし取られました。 警察はSNSで事件の内容を伝えることや、捜査のために送金させることはないとして注意を呼びかけています。 「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら」「SNSで取り調べ」「資金調査」などのワードが出たら、電話をすぐに切ってほしいとしています。

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