5月13日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に80年代を代表するアイドルの堀ちえみ(58)が登場。彼女が受けた壮絶な誹謗中傷が明らかになった。 この日、番組では舌がんと診断された堀の闘病生活について特集していた。’18年5月、ボイストレーニングの途中で口内炎に気づいた堀。この口内炎に対して堀はリウマチの薬の副作用と考え、医師もそう診断していたが、次第に大きくなり痛みも感じるように。さらに夜中に目覚めると口内炎に亀裂が入り出血もしていたため、医者に診てもらったところ舌がんだと診断された。 舌を切除する手術か、化学療法、緩和ケアのいずれかを選ぶよう迫られた堀はこれまでも特発性重症急性すい炎、特発性大腿骨頭壊死症といった大病を患い、痛みに耐え続けることに嫌気がさしていた。また、手術を受けても元通りの喋りかたに戻れないため緩和ケアを希望することに。しかし、娘の「喋れなくなっても話聞いてくれるだけでもいいから、お願いもっとそばにいてよ」という言葉に突き動かされ、手術を受けることにした。 検査入院を受けたところ、ステージ4の舌がんだと判明した堀は’19年11月に舌の6割を切除する手術を受けた。手術は11時間以上にも及んだが無事成功。その後、食道にポリープが見つかったものの手術を受けて切除し、退院後はボイストレーニングを受け’20年8月、『24時間テレビ』(日本テレビ系)で歌を披露するほど回復。’23年に復活ライブも行い、’24年2月には舌がんは完治したと医師に告げられた。 ところが堀は治療中、別の苦難にも苛まれていた。実は誹謗中傷にさらされていたのだ。ブログに励ましのメッセージが届くいっぽうで、「ステージ4のがんなのに抗がん剤をしていないのはおかしい」「がんなのにお出かけしてる!やっぱり詐病なのかしら」などの声も寄せられることに。さらに誹謗中傷はエスカレートし、がん闘病の講演会に出ると「人前でしゃべるな!滑舌が悪いから手術し直せ」という声が寄せられ、「誰か堀ちえみの家に火をつけてくれ!」といい自宅の住所もさらされることに。そして堀は弁護士に相談し、IPアドレスを割り出し、中傷者は逮捕されることとなった。 「堀さんを中傷していたのは一人だけではなく、’19年に北海道の50代女性が、’21年に奈良県の40代女性がそれぞれ書類送検されています。またネットの掲示板で堀さんに対して『ご冥福をお祈りします』などの文章を書いた千葉県の30代男性は’23年2月、侮辱罪と脅迫罪で懲役1年6ヵ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡されました。大変な思いでさまざまな苦難を乗り越えてきたにも関わらず、中傷にさらされたため、堀さんに対して同情の声がSNSに集まっています」(WEBメディア記者) Xでは、こんな声が上がっている。 《誹謗中傷する人の気が知れない…どういうつもりなんだろ》 《病魔と闘ってる人を誹謗中傷するなんてほんと信じられないよね》 《色んな病気や症状で苦しんでいる人達に対して誹謗中傷する人間が本当に理解できない》 《堀さんに誹謗中傷した奴マジで許されないな》