和歌山市にある障害者支援施設で利用者を虐待したとして、元職員の男2人が逮捕されました。 暴行の疑いで逮捕されたのは、和歌山市の障害者支援施設「ビンセント療護園」の元職員、松下輝哉容疑者(25)と角谷雛太容疑者(23)です。 警察によりますと、松下容疑者は去年8月、車いすに乗る利用者の胸ぐらをつかんで引きずりおろし、手で首を絞めつけた疑いが持たれています。また、角谷容疑者は、別の利用者の頭をこぶしで何度もこすりまわした疑いです。 警察は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、この施設では、逮捕された2人を含む職員7人が、利用者15人に対し虐待を行ったとして、今年3月、和歌山市から行政処分を受けていて、警察は、引き続き詳しい状況を調べています。