4月に滋賀県長浜市の住宅で冷凍庫から女性の遺体が見つかり、この家に住む親子ら3人の男が逮捕された事件で、大津地方検察庁は14日付で、親子2人を死体遺棄ほう助の罪で起訴しました。 死体遺棄ほう助の罪で起訴されたのは、長浜市四ツ塚町の72歳と49歳の親子2人です。 起訴状によりますと、親子は2020年9月7日頃、この事件で死体遺棄の罪で起訴されている63歳の男の妻・野中まりこさんが亡くなったことを知りながら、自宅の冷凍庫に今年4月2日まで電源が入った状態で4年以上遺体を放置し、その間、冷凍庫周辺に消臭剤をまくなどして、死体遺棄を手助けしたとされています。 検察は、親子の認否を明らかにしていません。 また親子は、死亡した野中まりこさんに対する傷害の疑いで先月再逮捕されていましたが、大津地検は14日付で不起訴処分としています。なお警察は野中まりこさんの死因は特定できなかったとしています。