「私のテクニックがなければ…」逮捕の富山大准教授、HP作成や従業員スカウトを担っていたか 違法メンズエステ経営で4人逮捕の事件 富山

富山市のメンズエステ店で違法な性的サービスが行われていた事件。逮捕された富山大学の准教授が女性従業員のスカウトやホームページの作成に関わっていた疑いが浮上しています。また、「私のテクニックがないと、経営が成り立たない」という趣旨の供述をしているということで、警察はこの准教授が犯行グループの中で重要な役割を果たしていたとみて捜査しています。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは富山大学准教授の滝谷弘容疑者(49)ら4人です。 滝谷容疑者らは5月10日午後1時ごろ、風俗営業が禁止されている地域の富山市のアパートで店舗型性風俗店「KOMOREBI」を共同で営業し、性的サービスを行った疑いが持たれています。 滝谷容疑者は大学では総合情報基盤センターに所属し、以前は地震発生時の津波シミュレーションについて研究していました。 滝谷弘容疑者(2011年撮影) 「一気に高い津波となって、海岸を襲うといったような危険性をもっているのが富山湾なんですね」 現役准教授の逮捕に学生にも衝撃が走りました。 学生 「イメージはそんなに悪くなくて、優しい先生という感じ」 「こういう人が富山大学に、教育に関わっているんだなとびっくり」 ■4人の役割 捜査関係者によりますと、滝谷容疑者は女性従業員のスカウトやホームページの作成など店の宣伝に関わっていました。 宮崎稔之容疑者(39)はこのメンズエステ店を経営する会社の代表で、河野竜三容疑者(38)は共同して営業に参画。共謀して従業員の女(19)に性的サービスを提供させていた容疑が浮上しています。 一体、4人はどのように犯行に及んでいたのでしょうか。 捜査関係者によりますと、このメンズエステ店は富山市内のアパートの全18室のうち約10室を事務所やマッサージを行う個室に使っていたということです。 店のホームページには「極上の癒しと安心のひと時を」と記載されています。 客に施術を行う女性従業員を「セラピスト」と称し、掲載された人数は約50人。

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