日EU、有機食品の相互承認拡大 酒類・畜産物も、輸出増期待

日本と欧州連合(EU)の間で有機食品を輸出入する際の相互承認の対象を拡大する。 輸出元で認証を受ければ、輸出先でも「有機(オーガニック)」と表示できる範囲を日本酒など酒類や畜産物、畜産物を原料とした加工食品にも広げる。これまでは農産品などに限定していた。EUは有機食品の市場が大きい。輸出入時の再認証が不要になることで輸出の増加が期待される。 日本からの輸出は18日、EUからの輸入は16日から適用される。日本の農林規格である有機JAS制度は、農畜産物が農薬や化学肥料に頼らない、環境への負荷を低減した持続可能な方式で生産されているかどうかを登録認証機関が国際規格に基づいて判断。認証を受ければ「有機JASマーク」を使用することができる。

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