今年1月、三重県伊勢市に住む60代の女性が、警察や検察などを名乗る男らから電話を受け、現金約4200万円をだまし取られました。 警察によりますと、女性の固定電話に、警察を名乗る男から「ヤクザを逮捕した。共犯者としてあなたが浮上している」などと電話があり、その後、検事を名乗る男から「無実を証明するためにあなたの紙幣の捜査をしたい。全ての口座からお金を引き出してほしい」などと要求されたということです。 女性は相手の指示に従い、今年1月末から2月中旬の間、3回にわたり、現金合わせて4210万円を紙袋に入れて自宅の塀の前に置き、何者かにだまし取られました。 警察で特殊詐欺事件として捜査しています。