市立図書館の照明工事で、特定の業者に予定価格に近い金額を教えて落札させた疑いで、大町市の職員が逮捕された事件で、市が会見を開き謝罪しました。 ■大町市・牛越徹 市長 「申し訳ありませんでした」 逮捕されたのは、大町市の職員の男(57)です。警察などによりますと、男は去年12月、大町市が発注した市立図書館のLED化に伴う工事について、「信光実業大町支店」に予定価格に近い金額を教えて落札させた疑いが持たれています。 落札額は1386万円で、審査には「信光実業」を含め2社が入札していました。 ■大町市教育委員会・太田三博 教育次長 「本人からもある程度事情は聞いておりますが、何か便宜供与、あるいは金品のやり取りについては無いと聞いている」 警察は捜査に支障があるとして、牛越容疑者の認否を明らかにしていません。 共犯者がいるとみて捜査すると共に、金銭の授受があったかなど詳しく調べる方針です。