元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が25日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。三重県亀山市の新名神高速道路下り線を乗用車で逆走し、事故を起こして逃げたとしてペルー国籍の男(34)が逮捕された事件について言及した。 乗用車は通常走行後、鈴鹿トンネル西側の滋賀県内の本線上でUターンした可能性がある。三重県警は20日、男を送検した。道交法違反(事故不申告)の疑いで逮捕されたのは、会社員ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者=滋賀県長浜市。逆走し、トンネル東側で2台と衝突する事故を起こした疑いがある。 捜査関係者によると、トンネル西側の土山サービスエリア(SA)や近くの甲賀土山インターチェンジ(IC)では逆走は確認されていないという。トンネルから土山SAの間でUターンし、鈴鹿パーキングエリア(PA)まで逆走した可能性がある。容疑者はペルーで免許を取得し、5年以上前に日本の免許に切り替えていたという。 このほかにも、高齢ドライバーによる逆走事故も相次いで発生しており、橋下氏は、「僕は、スパイクなんとか、日本でもなぜ導入しないのか、高速の出入り口の所に」と、欧米で導入させている逆走防止のスパイクを路面につける装置「トラフィック・スパイク」に言及。「なにかパンクさせたことで責任を問われるということを避けているのかなあ。あれくらい僕はやるべきだと思う」と自身の考えを述べた。 ◇トラフィック・スパイク 路上埋め込み型の装置で、道路の一方通行を無視する車両を阻止するためのもの。逆走車がその上を通過すると、タイヤにトゲが刺さり、パンクさせる。一方で正しい方向から車両がウ羽化すると、踏まれても地面に埋め込まれ、また元に戻るという仕組みになっている。