北九州市で父親の遺体を遺棄した疑いで長男と知人の女が逮捕された事件で、父親が行方不明となる直前に容疑者2人が通話した履歴が残っていたことが分かりました。 この事件では20日、北九州市小倉南区にある資材置き場の土の中から、華山龍一さん(当時87)の遺体が見つかっています。 捜査本部によりますと、死体遺棄の疑いで逮捕・送検された龍一さんの長男の龍馬容疑者(46)と、知人の福田真美容疑者(42)はいずれも容疑を否認しています。 捜査関係者によりますと、先月17日に龍一さんが不審な車に乗り行方不明となる数時間前、容疑者2人が通話した記録が押収したスマートフォンに残っていたことが新たに分かりました。 捜査本部は2人が事件の打ち合わせをしていた可能性があるとみて詳しい経緯を調べるほか、殺人容疑も視野に捜査を進めています。