東京・荒川区のドラッグストアで起きた窃盗事件で、警視庁は指示役とみられるベトナム国籍の男の逮捕状を取得しました。男の弟は実行役として逮捕されています。 警視庁が23日、窃盗の疑いで逮捕状をとったのはベトナム国籍のグエン・チョン・チュン容疑者(39)です。 捜査関係者によりますと、グエン容疑者はこの事件の実行役としてすでに逮捕・起訴された弟と共謀し、去年11月、荒川区のドラッグストアから健康食品など5点、2万7000円相当を盗んだ疑いが持たれています。 チュン容疑者は、ベトナムからフェイスブックのメッセージで弟に指示を出していたということです。 2人はドラッグストアから化粧品や健康食品などを繰り返し盗み、4年間で被害総額はおよそ2200万円に上るとみられています。 グエン容疑者は現在、ベトナムにいるとみられ、警視庁は国際手配も視野に捜査を進めています。