万引き指示容疑でベトナムの男に逮捕状 弟の実行役は140件関与か

ドラッグストアでの万引きを実行役のベトナム人に指示したとして、警視庁は26日、ベトナム国籍のグェン・チョン・チュン容疑者(39)の窃盗容疑で逮捕状を取ったと発表した。グェン容疑者は現在、ベトナムに滞在しているとみられるという。 捜査3課によると、グェン容疑者は昨年11月22日午後9時すぎ、実行役と共謀し、東京都荒川区のドラッグストアで健康食品5点(販売価格約2万7千円)を盗んだ疑いがある。 グェン容疑者と実行役は兄弟とみられ、弟の実行役はすでに窃盗容疑で逮捕・起訴されている。同課は、この弟によるドラッグストアでの窃盗事件は1都4県で140件以上、被害額は2200万円超とみており、グェン容疑者の関連も調べている。 ベトナム人グループによるドラッグストアでの万引き被害は相次ぎ、別にも組織的なグループが存在し、警視庁などが摘発を進めている。実行役など10人以上が逮捕・起訴されているグループについては、ベトナムにいる男女が指示役とみて、窃盗容疑で逮捕状を取得していた。(藤田大道)

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