2023年に発覚した県新発田地域振興局の官製談合事件をめぐり、県の有識者会議は歴代部長2人から聞き取り調査を実施しました。 事件は、指名競争入札をめぐり県新発田地域振興局の当時の農村整備部長が建設業者側に予定価格などを漏えい。元部長は逮捕・起訴され、2024年1月に有罪判決を受けました。県の調査では、歴代部長9人のうち7人が独断で予定価格などを伝えたと回答していて、2日の有識者会議は要請に応じた元部長2人から聞き取り調査をしました。 ■有識者会議 中村葉志生座長 「部長は非常にプレッシャーがあるそうです、立場として。誰にも相談できないことがあったそうなので、対策の方向としてはそういった(相談する)仕組みがあれば。」 書面で回答した7人のうち、1人は前任者との間で引き継ぎと受け取れるやりとりがあったといいます。 ■有識者会議 中村葉志生座長 「具体的な引き継ぎはなかったと。ただ、『よろしくね」「うまく付き合ってね』と言う部分で、受け取った人が“引き継がれた”と感じたことはあったのではないか。」 有識者会議は、近く対策をまとめる予定です。