詐欺の疑いで、新潟市中央区に住む飲食店経営の男(56)が4日、逮捕されました。 男は、既に死亡した伯母との養子縁組を成立させようと考え、伯母の死を秘して養子縁組届けを提出したり、伯母の死亡診断書を改ざんするなどして、市役所の戸籍情報システムに不実の記録をさせた疑いで5月に逮捕されていました。 警察の調べによりますと今回は、相続名目で伯母名義の預金をだまし取ろうと考え、2020年9月上旬、新潟市中央区内の金融機関で、不正に記録させた戸籍謄本を含む相続関係書類を提出して相続人を装い、伯母名義の口座から自分名義の口座に計2291万9117円を振り込ませ、だまし取った疑いです。 伯母の代理人弁護士から2024年8月に告発があり、警察は5月に逮捕した容疑を捜査する中で今回の疑いが浮上したということです。 調べに対し男は、行為は認めているということですが警察は捜査に支障があるとして認否の詳細を明らかにしていません。