約2億円の高級腕時計をだまし取ったとして、紳士服販売会社の社長の男が逮捕されました。 大阪市内にある紳士服販売会社の社長、小松直哉容疑者（40）は、去年9月、知人の男性が購入した海外製の高級腕時計をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、小松容疑者は、この男性が2億2000万円で購入した高級腕時計を2億3000万円で転売し、差額の1000万円を山分けしようなどと提案。しかし、実際には、提案した金額より安い値段でしか売却できなかったうえ、男性には売却金の一部しか渡さず、残りの5300万円を得ていたとみられます。 警察の調べに対し、「詐欺をするつもりではない」と容疑を否認していますが、警察は自身の会社の借金返済に充てたとみて捜査しています。