長野県警逮捕術大会で松本署が3連覇 大規模警察署の「団体A組」で

警察官が犯人を取り押さえる技術などを競う長野県警の「逮捕術大会」が5日、長野市の長野運動公園総合体育館で開かれた。松本警察署は県内の大規模警察署が出場する「団体A組」に2チームが出場して優勝と3位に輝き、3連覇を果たした。 団体A組には12チーム(1チーム7人)が出場。試合は空手のような組み手の「徒手」で戦ったり、警棒、警杖、短刀を使ったりして、技で2本先取した方が勝者となる。選手は団体戦での出場の順番で戦い方が決まっている。徒手同士で争うこともあれば、警棒と短刀で入れ替えもしながら競うときもある。 松本警察署の出場選手は5月から平日2時間ほど、試合や打ち方の練習をして技を磨いた。大会の決勝戦の相手は、長年のライバルの長野中央警察署で、負けていたものの副将戦で同点に持ち込み、大将戦で勝利して優勝した。監督を務めた松本署地域2課の近藤順一課長は「被害者も犯人も、警察官自身もけががないよう制圧するもの。実務に生かせるよう、継続して訓練したい」と話していた。 女性警察官の個人戦では、同署の阿部悠峰巡査が準優勝した。

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