富士宮市の富士山本宮浅間大社の敷地内で火を付け、備品を壊したなどとして富士宮署は8日、器物損壊の疑いでカナダ国籍、住所、職業ともに不詳の男(41)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前9時半ごろ、浅間大社の赤外線警報装置の一部を焼損させた疑い。同署などによると、男は装置付近で、手に持っていたジャケットに火を付けたという。目撃した神職が取り押さえた。 損壊したのは夜間などに不審者の侵入を感知する装置で、当時は作動していなかったとみられる。浅間大社の関係者は「本殿や周囲の木々に燃え移らなくてよかった」と話した。同署が動機などを調べている。