神奈川県警少年捜査課と相模原署は9日、傷害の疑いで、相模原市中央区に住むアルバイトの男(19)を逮捕した。同課によると、男はメンバー約40人を抱える同市内最大規模の暴走族の総長で、県警はこの暴走族の解体を進めている。 逮捕容疑は、他数人と共謀して昨年11月4日午後10時ごろから同30分ごろまでの間、同区の公園で、町田市に住む中学3年の男子生徒(15)2人の顔などを殴ったり蹴ったりして約2週間のけがを負わせた、としている。 同課によると、男は「(被害者の)2人組がなめているからヤキを入れようと思い、暴走族のメンバーに指示したことは間違いない」と供述、容疑を認めている。 男子生徒の母親が110番通報。県警は今年2月、無職の少年(17)=相模原市南区=とアルバイトの少年(16)=川崎市川崎区=を同容疑で逮捕した。