年金支給日にあわせて、高齢者を狙った特殊詐欺を防ごうと、大分県別府市の金融機関で警察官らが被害防止を呼びかけました。 この取り組みは、偶数月の15日に支払われる年金支給日にあわせ、特殊詐欺グループの活動が活発になるおそれがあることから別府警察署が実施しました。 6月は13日が支給日で、大分銀行別府支店前では警察官や防犯協会のメンバーら7人が、警察官をかたる詐欺の手口を知らせるチラシやティッシュを利用客に配りました。 (別府署生活安全課 幸田俊光課長)「警察はSNSで連絡をすることはありませんし、逮捕状をSNSで送ることはありません。ましてや警察が現金を要求することは絶対にありませんので、注意してもらいたいと思います」 警察によりますと、今年に入り大分県内で発生した特殊詐欺の被害額は、2億7000万円余りで、去年の同じ時期と比べ1億円以上増えているということです。