薬物の密輸を行った罪で、元プレミアリーグの選手が裁判所へ出廷した。『THE Sun』が伝えている。 この元選手はウィガン・アスレティックなどでDFとしてプレイしたロニー・スタム(40)だ。スタムは2020年、および2021年に、兄ルディとともに南米からオランダへコカインの密輸を行った罪に問われている。検察は2人の間の携帯電話のやりとりの中に密輸の証拠があったとしており、その量はおよそ2トンにも及ぶという。スタムは昨年6月に逮捕され、それ以来拘留されている。 兄ルディとともに裁判にかけられたスタム。有罪が確定すれば、2038年までの13年の懲役、および170万ポンドの罰金が科せられることになるようだ。 スタムは法廷で、2020年にドイツへの20キロの密輸に関与したことを認めたが、それ以上の麻薬取引への関与は否定しているという。 ウィガンでは2010年から2013年までプレイし、73試合に出場したスタム。その前に在籍していたトゥエンテでは09-10シーズンのエールディヴィジのタイトルを獲得しており、年間最優秀選手にも輝いていた。2016年に現役を引退しているが、なにが彼を麻薬取引に駆り立ててしまったのだろうか。 ※電子マガジンtheWORLD306号、6月15日配信の記事より転載