SNS未成年被害26人 福島県警、低年齢化を指摘

県警は17日、2024年に交流サイト(SNS)の利用をきっかけに犯罪被害に遭った18歳未満は26人だったと発表した。 事件別では、みだらな行為や深夜の連れ回しなど県青少年健全育成条例違反が11人、児童買春・児童ポルノ法違反が8人、不同意性交等が4人、性的姿態撮影処罰法違反が2人、逮捕監禁が1人だった。今年5月末までの被害者は6人となっている。 県警少年女性安全対策課によると、被害者は低年齢化する傾向にあるという。「家出したい」「学校に行きたくない」といったSNSへの未成年者の書き込みを見て連絡を取り、ゲームや趣味の話題で巧みに信頼関係を構築した後、裸の写真を求めたり、直接会うことを要求したりする手口が多い。被害者は過度な要求があっても「嫌われたくない」といった気持ちから応じてしまうことがある。同課は「悩みごとを安易にSNSに書かないことや家族、学校による情報モラル教育が大切だ」としている。

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