米NY市長候補脅迫で市警が捜査、ガザ紛争背景に憎悪犯罪相次ぐ

Kanishka Singh [ワシントン 19日 ロイター] – 米ニューヨーク市警は19日、市長候補のゾーラン・マムダニ氏に対する反イスラム教的な脅迫事件について憎悪犯罪対策課が捜査していると明らかにした。 2023年のパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以来、米国ではイスラム教徒のほか、アラブ系、ユダヤ系、パレスチナ系の米国人に対する憎悪事案が続いている。 市警の広報担当者は、民主党の州議会議員でニューヨーク市長候補のマムダニ氏から19日午前に「身元不明の人物から反イスラム教的内容で脅迫を意図する留守番電話を4件受けた」との通報があったと説明。これまでに逮捕者は出ておらず、捜査は継続中という。 ニューヨーク・デイリー・ニュースは、男がマムダニ氏の車を爆破すると脅迫したと報じた。 このほか、オハイオ州選出のマックス・ミラー下院議員(共和党)も、19日にロッキーリバー市でパレスチナの旗を持った人物に家族と共に脅され、「路上から排除された」とXに投稿。ユダヤ系で親イスラエル派のミラー氏は被害届を出したとし、反ユダヤ主義的な事案だと非難した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加