去年、埼玉県内でのストーカー被害について、相談を受理した件数は、前の年から3割以上減っていることがわかりました。 逮捕や禁止命令を積極的に行っていることが要因だということです。 20日、埼玉県警は去年のストーカー被害について、相談を受理した件数はおよそ670件で、前年から3割以上減ったと発表しました。 警察によりますと、ストーカーは何度も再発する傾向にあることから、違反すると逮捕される可能性がある「禁止命令」などを積極的に行ったことが、抑止につながっているということです。 ただ相談受理件数は全国で7番目と依然高い水準で推移しているほか、スマホの決済アプリに金を送り付けて無理やり受け取らせるといった、新たなストーカー被害も確認されているということです。 警察は、ストーカーの前兆になり得る行為に対して事前に対応することで、被害に遭う前に対策したいとしています。