共犯者と共謀して佐賀市に住む60代女性からキャッシュカードと通帳をだまし取ったとして、住居不定の介護福祉士の男が詐欺の疑いで再逮捕されました。男は「受け子」とみられています。 再逮捕されたのは住居不定で介護福祉士の與那城秀斗容疑者30歳です。先月20日、警察官になりすました共犯者が佐賀市の60代の女性に「詐欺事件で2人組の男を逮捕している」「他にも被害がないか確認するために警察官が家に行くので、キャッシュカードを預けてください」などと電話でうそを言いました。 同じ日、警察官になりすました與那城容疑者が女性の家を訪れキャッシュカード4枚と通帳1枚をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。その後女性が「男に通帳とキャッシュカードを渡した」と警察に通報したことで事件が発覚しました。 警察の調べに対し與那城容疑者は、「キャッシュカードと通帳をだまし取ったことは間違いない」と容疑を認めています。與那城容疑者は、鳥栖市の80代男性からキャッシュカードと現金をだまし取ったとして6月3日に逮捕されていました。 警察は與那城容疑者が現金を直接受け取る「受け子」役だったとみて、共犯者の存在や余罪などについて調べを進めています。