3月に行われた大任町長選挙をめぐり、現職の永原譲二町長を支援した男が買収の疑いで逮捕された事件で、永原町長は、逮捕から2日経った20日も、コメントなどを発表しませんでした。 警察によりますと、土木建築会社社長、長藤優太容疑者(29)は3月に行われた大任町長選挙の期日前投票が始まった3月26日知人の有権者2人を車で投票所に連れていき、特定の候補者に投票した報酬として、それぞれに現金3万円を渡した疑いがもたれています。 捜査関係者によりますと、長藤容疑者は現金のやり取りについては否認しているほか、永原町長のことを「経営する会社ぐるみで応援していた」という趣旨の話もしているということです。 今回の事件を受け、永原町長と長藤容疑者を知る町議会の松下太議長は、「票が多いに越したことはないけど、全然心配してなかったから、票を買うとかいう雰囲気は全然感じなかった」と話します。 一方、永原町長は公務などを理由に報道陣の取材に応じておらず、町によりますと19日午後からは体調不良を理由に公務を休んでいるということです。