特殊詐欺「出し子」役のベトナム人の女に懲役1年8か月の実刑判決 島根の男性2人も1200万円被害

2024年に起きた島根県内の男性も被害に遭った一連の特殊詐欺事件で、いわゆる出し子として関わり逮捕、起訴されたベトナム国籍の女に対する判決公判が24日に松江地裁で開かれ、懲役1年8か月の実刑判決が言い渡されました。 判決を受けたのは、東京都墨田区の無職でベトナム国籍の24歳の女です。 被告の女は、2024年8月から12月にかけて起こった特殊詐欺事件で、現金の引き出しを行ういわゆる「出し子」として関わり、第三者名義のキャッシュカードを使って総額2800万円あまりを引き出して盗み取ったとして、窃盗の罪に問われています。 この一連の特殊詐欺事件では、島根県内の男性2人が合わせて1200万円の被害に遭っていて、出雲警察署が捜査していました。 24日の判決公判で松江地裁の芹澤俊明裁判官は、「組織的かつ計画的に行われた悪質な犯行である」としながらも、特殊詐欺グループである共犯者の指示に従っていたなどとして、懲役1年8か月の実刑判決としました。 この事件では、もう1人ベトナム国籍の男が逮捕、起訴されていて現在公判中です。

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