麻薬密売で手配の元五輪スノボ選手情報に報奨金14億7千万円 米当局「白い雪から粉に」

米国務省は6日、麻薬密売の罪で指名手配中のライアン・ウェディング被告(43)の逮捕に結びつく有力な情報を提供すれば、最大1000万ドル(約14億7000万円)の報奨金を支払うと発表した。ウェディング被告は2002年ソルトレークシティー五輪にカナダ代表として出場し、スノーボード・パラレル大回転で24位だった。米メディアが報じた。 米連邦捜査局(FBI)も既に5万ドル(約730万円)の報奨金を発表している。FBIによると、ウェディング被告はコロンビアやメキシコを経由してカナダや米国に数百キロのコカインを定期的に運ぶ国際的な麻薬密売ネットワークを運営し、複数の殺人や殺人未遂を命じたとしている。 FBIロサンゼルス支局のデービス局長は記者会見で「五輪のゲレンデでパウダースノーを吹き飛ばしていた彼は、米国やカナダの路上でコカインを配るようになった」と話し、情報提供を求めた。

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