警官かたる特殊詐欺、100万被害/八戸署発表

八戸署は25日、青森県内の20代男性が、警察官を語る男らから現金100万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。 同署によると24日、男性に「+1833」から始まる番号から着信があった。電話に出た「警視庁捜査2課のヤマシタ」を名乗る男は「詐欺グループのメンバーを逮捕・捜査した。あなたが容疑者として浮上している」と告げ、宮城県警とLINE(ライン)でやりとりするよう指示した。 男性はヤマシタから教えられたラインアカウントを登録し、「宮城県警のオダ」とやりとりを開始。オダはビデオ通話で警察手帳を提示し、男性の口座情報を聞き出すと、「お金の動きを調べるため、指定する口座に100万円を振り込んでほしい」と話した。 男性は同日中に、ネットバンキングで個人名義口座に現金100万円を振り込んだ。その後、ネットで相手の電話番号を検索したところ、詐欺に使われている番号だと分かった。

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